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尾関知人調教師

尾関知人調教師


−:今日は開業3年目を迎える尾関知人調教師にお話を伺います。よろしくお願いします。まずは、2010年の成績を振り返っていただけますか?

尾:2010年は、数字だけでいえば15勝、そして勝率1割はなかなか難しいことだと思うので、大体15回に1回勝てればいいなと思って、225戦15勝を一応の基本ラインと考えていたんですけど、それが中央だけの成績で言えば、見事に225戦15勝だったんですよね(笑)。

−:まるで計ったかのように(笑)。

尾:はい(笑)。この成績は、開業2年目としてはそれなりに上向いた成績を残せたかな、という感じはしますけれども、やっぱり同期の先生たち(大竹正博調教師、牧光二調教師、矢野英一調教師、笹田和秀調教師、須貝尚介調教師、村山明調教師)が華々しい活躍をしているので、その辺りが複雑な心境ではありますね。あと、勝っているのが下の条件ばかりなので、もうひとつ上積みというか、馬の能力を付け足していくことを考えていかないと、と思いました。

−:馬の能力を付け足す?

尾:付け足すというのは、馬の持っている力以上のものを出せるタイミングってありますよね。その辺が、レースの使い方を振り返るとちょっと消極的な部分もあったかな、と思います。例えば矢野英先生はイケイケじゃないですか。あのような馬の使い方は勉強になりますね。

−:レースの使い方によって変わるところもあるんですね。

尾:そうですね。だから2010年は、本場で使っていこうという感じはありました。2009年の秋と2010年の秋を比べて、勝ち負けになるだろうという馬がいた場合、福島で手堅く着順を上げていくというよりは、東京でも大丈夫だろうという感じで使っていくことが多くなったと思います。東京の方がメンバーも強いだろうし、競馬場としてもタフなコースですけど、それでも使っていくケースが増えましたね。

−:使い方をそのように変えてみて、効果を感じることはありましたか?

尾:この先でしょうね。2歳馬が東京で続けて使ったことによる効果というのは、これから出てくると思います。

−:楽しみですね。他に2010年を振り返って、これは嬉しかったな、ということはありますか?

尾:北海道で初めて勝てたのは嬉しかったですね。チャンスがあるだろう、と思う馬を連れて行った函館で勝てなかったので、北海道の壁は厚いなと思っていましたけど、札幌で勝てて。洋芝の適性なども考えて、狙いすまして勝てるとまた気持ちが良いですよね。

−:いいですね。北海道での初勝利ということで。

尾:まだ開業して2年目なので、初めてのことが多いんですよ。新馬戦を勝ったのも、この前のユウセンが初めてですからね。2010年は、新馬に始まり新馬で終わった感じですね。9頭が落馬した新馬戦で失格になって、初めて新馬勝ちして終わっていくイメージで。

−:最初の新馬戦はノボプロジェクトですね。未勝利を勝ってわらび賞(500万下)も勝った後に休養に入っているようですが、現在の様子はいかがですか?

尾:ノボプロジェクトは、酷くはないですけど屈腱炎になってしまったんですよ。復帰は回復具合を見ながらになりますけど、前半には戻って来られるかもしれないですね。

−:そうなんですか。新馬勝ちをしたユウセンもこの先が楽しみですよね。

尾:はい。まだ荒削りな感じではありますけど楽しみですよ。この馬は真っ黒で490キロくらいで、僕が今まで触れてきた馬のイメージで言うと、大久保洋吉厩舎にいたハイアーゲームみたいな馬なんですよ。しかもステイゴールドの子供なので、想像出来るのは蛯名騎手しかいない、という感じでした(笑)。ハイアーといえば蛯名さんですし、ステイゴールド産駒のナカヤマフェスタにも乗っているし、ドリームジャーニーでは朝日杯を勝っていますし。

−:そういう繋がりからジョッキーが(笑)。その蛯名騎手のユウセンに対する評価はいかがですか?

尾:やっぱりまだ荒削りというか、まだ子供だな、という感じです。でも、その状態でも勝ってくれていますからね。この馬は、いつやったのかは分からないんですけど、馬房で目をケガしてしまって、ここまで結構手がかかったんですよ。本当は、5回東京の真ん中くらいにデビュー出来るだろうというイメージで、十分に余裕を持って入厩してきたんですけど、目のケガがあったので2週間くらい厩で過ごさないといけない感じになってしまって。

−:そうだったんですか。

尾:でも、馬もそれに耐えたし、担当者も頑張ってくれましたからね。時間は掛かりましたけど、結果を出せて良かったなと思います。

−:次走の予定はいかがですか?

尾:京成杯に向かう予定です。

−:楽しみですね。ちなみに先生は千葉県のご出身ということで、中山競馬場には思い入れがある、なんていうことはありますか?

尾:有馬記念や中山記念は大好きなレースなので、簡単なことではないですけれども、やっぱり目指したいですよね。まあ、中山だからといってそんなに意識しているわけではないですけど、ウチの厩舎はこれまで中山で一番勝っているんですよ。東京で勝ったのはノボプロジェクトが初めてですから。結構敷居が高かったんです(笑)。それこそ2009の秋の開催は、東京に行くくらいなら福島で何とか勝てないかな、という使い方になっていたので。

−:2010年はその東京で一気に3勝もされて。嬉しいことの多い年でしたね。

尾:そうですね。もちろん悲しいこともありましたけどね。

−:アシッドジャズがデビュー戦で…。

尾:そうですね。追い切りが予定より速くなったし、元々は次の週のダートでデビュー予定でしたけど、まあ芝でも走れるだろうな、ということと、黛騎手もちょうどあの週だけ中山に来ていたし、頭数も少なかったので…。

−:条件は十分で。

尾:はい。ゴーサインを出す条件は十分にありましたけど、結果としてああいう結果になってしまったら、出すべきではなかったのかな、と…。やっぱり…、難しいですね。結局は、最終的に現場の責任者は私なので。厩務員でもなく、助手でもなく。最終的にダメだと思えば、自分がオーナーに言わないといけないですしね。レースの華やかな場でああいうことになってしまったので、申し訳ないなと思います。

−:辛いですね。他にも大変だった出来事はありますか?

尾:夏あたりから11月の頭に東京で勝つまでは、結構長く感じましたね。その間、札幌では勝っていましたけど、厩舎を引っ越してから、美浦にいる馬で勝っていなかったので。

−:厩舎のお引っ越しをされたのは8月11日なので、そこから11月1日に東京でリズミカルステップが勝つまで約3ヶ月ちかくですね。

尾:はい。5月のわらび賞を勝ったあとも、中央では3ヶ月くらい勝てませんでしたけど、その時期は引越しの準備も進めながら、という感じだったので、それほど長くは感じませんでした。勝てない期間は短くても、あの頃の方が長く感じましたね。

−:そのような時期に、何か普段とやり方を変えてみたりはしましたか?

尾:どうするかな、という感じはありましたけど、特に変えませんでした。その期間の出走馬も勝ち負けを意識できるレベルの馬が少なかったこともありましたからね。ただ、11月に勝った週と、その次の週には走りそうな馬が固まっていたので、そこで結果が出なかったら何か考えていかないといけないな、というイメージは持っていました。

−:そこで見事に結果が出て。

尾:そうですね。だから結果的にやり方を大きくは変えることは無かったですね。カイバを微調整するくらいで。

−:先生の厩舎のやり方というと、以前にインタビューをさせていただいたときには「割りと自分の理想どおりの形で出来ています。あとはその精度が上がってきてくれればいいですね」というお話がありましたけど。

尾:そうですね。あとは、基本があって、そこにプラスアルファ付け足せるスタッフもいますし、まだ基本の中だけで甘んじているスタッフもいますから、スタッフ個々のモチベーションを上げるようにするのが、僕の仕事だろうなと思います。

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【尾関 知人】 Ozeki Tomohito

1971年熊本県出身。
08年に調教師免許を取得。
09年に厩舎開業。
JRA通算成績は22勝(11/1/5現在)
初出走:
09年3月 1日 2回中山2日3R ノボパガーレ(14着)
初勝利:
09年4月11日 3回中山5日5R ノボパガーレ


「NO HORSE, NO LIFE !」のキャッチフレーズと共に2009年厩舎開業。開業初年は7勝、2年目の2010年には15勝をあげ、着実に成績を伸ばしている。また中央だけではなく、地方競馬へも積極的に管理馬を出走させている。厩舎キャッチフレーズである「NO HORSE, NO LIFE !」をタイトルにしたブログ(http://ozeking.com/)も公開している。

何点くん
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